【お役立ち情報】偏った情報が掲載されている賃貸情報誌ブログ:2014/8/06


渋谷での学生生活のために、
兄が一人暮らしを始めた。

我が家のテーブルには、
兄の椅子がポツンとひとつ…
食卓の一角がぽっかりあいた。
家が広くなったような気がする。

そして、
僕が分担する洗濯物が激減した。
僕は、兄がいないのを実感。

パパが、おとなしい。
あんなに怒ってばかりいたのに…
あんなに威張っていたのに…
今は落ち着きまでない。

一方、母親は以前より忙しくしている。
あんなに外で働くのを嫌がっていたのに、
兄の仕送りのため、
いそいそとパートの仕事に出るようになった。
帰って来ると、三日に一度は、荷造りだ。

「野菜が高いからね。お兄ちゃん大変でしょ。
それに、おやつだって、男の子は買いにくいものねぇ…」

まるで僕に言い訳をするかのように、
丁寧に荷造りに励む。
隣りで、パパは、静かに新聞を読んでいる。

「お父さん、手伝ったら」
僕の声も、パパには届かないようだ。

家族って、たった一人いないだけで、こうも空気が違うものか。
あんなにけんかばかりしていた私も、
最近、けんか相手がいなくて、何だか変…

「早く帰って来ないかな。いたって、意地悪されるくらいだけど、
いないと調子がおかしくなっちゃう。早く帰って来てよ…」

そう、心の中で思いつつも、
今日も、パパと母親を気遣っている。
寂しいのは、僕ばかりではないはずだから…

おととい、兄から電話があった。
「しっかり勉強しろよ。ふざけてると、大学に入ってから泣くぞ。
それと、お父さんとお母さんのこと、頼むぞ!」
そう言うと、切れた。

僕は、兄が、少しだけ好きになった。
いてもいなくても、兄弟。
いてもいなくても、親子なんだと、
僕は、実感した。





フコイダン
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